未来のVR体験を大きく変える革新的技術まとめ

現在話題のメタバースですが、Meta Quest2を代表とする6DoFのスタンドアロン型VRヘッドセットの登場により、人間とメタバース世界をつなぐインターフェースは確立しつつあります。

今回は現状の技術に加えて、こんな新技術が導入されたらVR体験が一変するという技術について紹介したいと思います。

メタバースナビ2023:プラットフォーム横断型メタバースイベント情報

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技術紹介

①フェイストラッキング

「次のVRデバイスのポイントは顔のトラッキングと視線追跡」ザッカーバーグが強調 - Mogura VR News

Meta社(旧フェイスブック)のCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、Meta Quest(旧Oculus Quest)の“次期バージョン”で、顔のトラッキングとアイトラッキング(視線追跡)が…

VRヘッドセットを装着している人の顔を認識し、その視線の動き(や表情)をメタバース内のアバターの顔にリアルタイムに反映する技術です。Meta Quest 2 PROから搭載されるのではないかと噂されています。

※発音に合わせて口の動きを再現するリップシンクは既にMeta Quest 2のアバターでも実現されています。

②鏡を利用した全身トラッキング

「Oculus Quest Pro」さらなるリーク。全身トラッキング機能搭載の可能性や新コントローラーを示唆 - MoguLive

一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」シリーズのアップグレード版、いわば「Oculus Quest Pro」とでも呼ぶべきデバイスについて、さらなるリーク情報が現れました。「Ocu…

VRヘッドセット単体で認識できる動作は頭(ヘッドセット)と手(コントローラー or ハンドトラッキング)ですが、トラッカーという付属機器を購入して装着することで、胸や脚など全身の動作をメタバースのアバターに反映させることが可能です。これをフルトラッキングと言います。

装着するトラッカーが増えれば増えるほど全身の動きを細かく再現することができるわけですが、そのためにはトラッカーを購入する費用も高くつきますし、利用の度にこういった付属機器を装着するのはかなり億劫です。

しかし現在Meta社は鏡を使ったフルトラッキング技術を開発しているという話があります。鏡に映った全身をヘッドセットのカメラがとらえてそれをメタバース内のアバターに反映させるというものです。

この方法であれば別途機材を購入する必要もなく、面倒な装着作業も不要でフルトラッキングを楽しむことができます。

全身が動くことでメタバース内のアバターの存在感は大きく変わることでしょう。

③触覚フィードバック

Manus VR社製、触覚フィードバックに対応したグローブ型VRデバイス「Prime X Haptic VR」を発表|株式会社 アスクのプレスリリース

株式会社 アスクのプレスリリース(2021年8月5日 10時43分)Manus VR社製、触覚フィードバックに対応したグローブ型VRデバイス[Prime X Haptic VR]を発表

Manus VR社は、触覚フィードバックに対応したグローブ型VRデバイス「Prime X Haptic VR」という製品を開発しています。

これはVR内で触れたものの感覚を手に伝えるもので、これによって私たちはメタバース内のオブジェクトに触れる感覚を得ることができます。

これはVR内での作業を行う上でとても重要な技術になると考えられます。

VR内で物を持つというのは視覚だけではなかなか難しいもので、これをスムーズに行うには触覚が必要となります。

指で触ったときに指になんらかの刺激が返ってくるというだけでVR内での作業は大きく改善されるだろうと思います。(硬さや温度までは不要)

触覚フィードバックの機器はおそらく五本指の装着するだけのシンプルなものが今後登場するのではないかと思います。

④歩行型VRマシン

Virtuix Omni | Virtuix 歩行型VRデバイス | 株式会社アスク

本格的なVR体験を実現するために開発されたゲーミング向けの歩行型VRデバイス

全方向に動くことができるVR専用の歩行マシンです。

VRでメタバース空間を移動するとき、その距離を実際に移動することはできませんから通常はコントローラーのスティックで移動を行います。しかしこれだと6DoFのメリットを存分に楽しむことができません。

歩行型VRマシンを使えば、部屋にいながらVR内の世界を自由に歩いてまわることができます。

ただ・・・かなり疲れそうですし、ゲームなどの場合は実際の身体能力を制限を受けるので、その辺どうなのだろうとは思いますね。ボタンを押しながら足踏みするだけで歩行をするようなソフトウェア側の工夫でこの辺は改善できそうな気もします。

VR内に現実の動きを反映して自由自在に動けるようなしくみが確立されるとVRゲームも大きく変わりそうな気がしますね。

⑤現実のものをリアルタイムに3Dモデル化する技術(希望)

VRで飯を食う…ってどういうこと?『らぁめんショップ絹虫』で学ぶVR飲食の楽しさ | PANORA

バーチャルライフマガジン VRでご飯を食べる。 VR沼にハマっている人にとって『VR飯』は日常の風景な訳ですが、知らない人からすれば『目の前が見えないのにどうやって…?…

デスク上の指定範囲内にある現実のものをメタバース世界に3Dオブジェクトとして再現する技術。

Meta Quest 2のHorizon Workroomsでは現実のデスクを可視化することが可能ですが、これはあくまでも自分に見えるのみで相手には見えません。

これをメタバース内のオブジェクトとして反映する技術(見た目が近いアセットを検索して出現させる?)があれば、実際にデスク上にある食事をメタバース内に出現させて会食を楽しむなんてこともできそうです。

※難しければデスク上の映像を共有するという形でもいいかもしれません。

⑥解像度・視野角の向上や軽量化

これは量的な変化に過ぎませんが、解像度と視野角の向上や軽量化はVR体験を大きく変えるもののひとつなので最後に記載しておきます。

解像度と視野角の向上については、すでに高価なVRヘッドセットでは実現されていますが、安価なデバイスでこれが実現されるのが待たれます。

現状のMeta Quest2も画質はかなりよいので十分楽しむことができますが、今後の進化が期待されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?VR関連、いろいろな技術が開発されていますね。こういった技術が進化すればVRでのフルダイブも今とは全く違う体験に進化しそうに思います。

これからが楽しみですね!

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