なぜSCSSを使わないのか
Webコーディングにおいて少し前からSCSSという記述方法が登場しています。
簡単に言えばこれはCSSをよりプログラミング言語に近い構造で記述できるもので、ネスト構造などを簡単に扱うことができます。
SCSSで書かれたものは.scssという拡張子で保存されます。
ではタドワークスのWeb制作でSCSSを使っているかというと、基本的には使っていません。
プレーンなCSSで記述します。
これには下記のような理由があります。
- ・コンパイルが必要で結局CSSファイルが生成される
- ・Web制作において必要なものが増える
- ・いつなくなるかわからない
と主にはこんな形です。
永続的に運用するWebサイトで、そのサイトを構成する要素が途中で使えなくなるということは保守性の観点からあまりよろしくなく、できるだけ普遍的なもので構成したいというところがあります。
CSSの記述方法自体が変わるというのであればもちろん学習コストをかけて学ぶ意味があると思うのですが、そうでないのであれば直接CSSを書いてしまった方がよいという判断です。
そういう意味でいえばフレームワークやCMSの利用にも慎重となります。
Webサイトが動かなくなる外部要因はできるだけ少ない方がよいという点と、運用面のメリットを天秤にかけて判断が必要だろうと思います。
フルスクラッチ実装の怖いところは制作者が抜けた後の引継ぎが困難なところでこれはなかなか大きな脅威です。基本的には社内開発以外でフルスクラッチ開発は避けた方がよいと思いますし、フルスクラッチを外注するのであればドキュメント類はしっかりと用意してもらう必要があります。
一方でCMSやフレームワークはその辺はしっかりしているので比較的安心です。いざとなってもスムーズに引継ぎができます。
ただフレームワーク側のアップデートもあって、そのアップデートを契機にシステムに不具合が発生することもあるため、フレームワークの構造をしっかり理解した人がいないと運用が難しいというところもあります。
話が脱線してしまいましたが、タドワークスでは基本的にはクライアントから指定がない限りはSCSSでサイトをコーディングする選択はしないかなと思います。
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