リスク感覚に優れたビジネスマンについて

フリーランスになってからいろいろな方とお仕事する機会が増えましたが、いつも感心させられるのはリスクの取りどころがうまい担当者様です。

取引の成立においてリスクバランスはとても重要で、リスクがいずれかに大きく傾くような取引は成立しないか、したとしても後にトラブルに発展する可能性が高くなります。

ですから仕事をする上でこのリスクバランスをとる感覚というのは非常に重要だと思います。

取引を行う際多くの人は、自分が得をしたい、自分のリスクを限りなくゼロにしたいと願うものだろうと思います。

それを実現するために交渉が発生します。

自分の負うリスクをゼロに近づけて相手に多くのリスクを負わせようとすれば、それだけ交渉は長引きますし、その結果決裂する確率が上がることになります。

そして交渉が長引いた結果決裂した場合、失うものはそれほど小さくありません。交渉に要した時間はもちろん、相手方との信頼関係にもヒビが入ることになります。

しかしながら世の中には取引に内在するリスクを正確に把握し、素早い意思決定を行うことができる優秀なビジネスマンの方が存在します。

こういった方と取引を行う際に感じるのは”話が早い”という印象です。

おそらく彼は相手方が譲れないラインを破壊する交渉を行うことは時間の無駄であり、また、結果的により大きなリスク(手を抜くなど)を生じさせると考えています。

ですから、相手方が譲れないラインをまず把握し、そのラインをベースにして自分が取るべきリスクを認識するのだろうと思います。

業務委託に関して言えば、発注側と受注側で意識するリスクの性質は若干違ってくるかもしれませんが、いずれにしてもこういったことができる方を見るといつもすごいなあと感心をしてしまいます。

ですから、私自身も外注をする際には以下のような点を心がけるようにしています。

  • ・相手方の譲れないラインを知りそれを尊重する
  • ・相手方が感じているリスクを知りそれを軽減する提案をする
  • ・長期的な視点で考える
  • ・できるだけ気持ちよく仕事をしてもらう

もしかするとこういった点は最も重要なビジネスマナーのひとつなのかもしれないですね。

取引において状況を正確に把握し、自分が負うべきリスクを認識して決断する、こういったことをさらっとできる人はやはりかっこいいですし凄みがありますよね。尊敬してしまいます。

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