RehacQ「AI時代の生存戦略」を見た感想
今回視聴させていただいた動画はこちら、「【中島聡vs天才AI技術者】8割が失業?民主主義に革命?AI時代の生存戦略【ReHacQ】」。今回はこちらの動画を見た感想を述べてみたいと思います。
本当にここのところAIの進化は急速で私も最初は懐疑的だったものの、実際に使ってみるとまさにそれは革命的で、”人間の仕事が奪われる”と脅威を訴える論調が出てくるのも納得できるものです。
私の場合は職業柄まずこんな使い方から試してみました。
・開発時のトラブルシューティング
・一部のプログラム実装
・Webで使用するイメージ画像(特にこだわりのないような箇所)
”ググる”というようにこれまでもプログラマーはGoogle検索などで開発時に情報を拾いながら作業を効率化していましたが、この作業が飛躍的に効率化された印象です。
情報を目で見て探して取捨選択し、その環境にあった形にカスタマイズするということをAI側がすべてやってくれるわけです。こうなるともうわざわざ検索サイトで探索する必要がなくなります。生身の人間の検索行為は劇的に減ってくるのだろうと思います。
これがさらに進化するとエンジニアでなくても顧客側で実装ができるようになってくるでしょう。そうなると人間のエンジニアの存在価値は限定的となり、需要は落ちてゆくことになるでしょう。
これがあらゆる業界で起きてくる。
実際消費者側の視点に立てば、信用できない人間よりもAIの方がよほどいいというケースはかなり多いと思います。なのでまず最初にAIに聞く、それをもとに次のアクションを考えるというスタイルが増えてゆくのだろうと思います。これは相当な影響力ですよね。
さて、ではこれは我々人類にとってよいことなのか、悪いことなのか、ここが難しいところです。
人間の仕事がなくなれば労働でお金を稼いでそのお金で生活に必要なものを買うというサイクルは崩れてゆくでしょう。そうなると短期的なコストカットで経営者が従業員をAIに置き換えても、少し遅れて消費者の激減が起きるため今度は売る相手がいなくなるわけです。となると結果的に経営者も自分の首を絞めてしまう。
これを回避するにはもうベーシックインカムしかないと思います。ただここで怖いのが、長期的な視点で見たときにAIが本当にコストカットになるのだろうか・・・ということです。
例えば強大なAI企業が生まれて独占状態となり、各国の企業の生産はすべてそのAIが担うことになるとします。そうなるともう人間はわざわざ職業訓練をしなくなるでしょうから人間の労働者は淘汰される流れになるでしょう。
もしその後にAI企業が利用料をかつての人間の労働者を雇う水準に上げてきたらどうしましょう?企業や国はそれに対抗する交渉カードを持つでしょうか?
ここは予めよく考えておかないといけないところです。AI企業がすべての国や企業にフレンドリーで性善説で動いてくれる保証などないわけです。
国家という運命共同体が存在する以上、少なくともAIは国産で開発する必要があると思いますし、他国のAIを利用する場合には友好国に限る、また予めしっかりと取り決めをしておく必要があります。
企業間でこれを勝手に進めて社会が大きく変わってしまうことは避けた方が無難なのだろうと思っています。
少し内向きの話になりましたが、一方でこのAIの技術を人類が外側、つまり宇宙に向けたときは、非常に強い味方となると思います。例えば月や火星に自律的に動くAIロボットを派遣して、人間が住める環境を整備する、みたいな未来は夢がありますよね。


