AI時代のウェブ制作新常識:効率を最大化する「共通部固定×コンテンツ差分」生成術

「AIにWebサイトを作らせているけれど、ページを増やすたびにデザインが微妙にズレてしまう……」 そんな悩みを抱えていませんか?

AI(ChatGPTやClaudeなど)を使ったウェブ制作で、最も効率が良く、かつ破綻しない手順。それは、「共通部分を先に確定させ、以降はコンテンツ内部のみを出力させる」という方法です。

今回は、私が実践しているこの制作フローと、そのまま使えるプロンプトを公開します。

なぜ「一気に全部」作らせてはいけないのか?

AIは非常に優秀ですが、一度に長いコードを出力させると、以下のような問題が発生しやすくなります。

  • 出力の揺れ:ページごとにヘッダーの余白やフォントサイズが微妙に変わってしまう。
  • ・コードの省略:記述が長くなると、AIが勝手にコードを中略してしまい、コピー&ペーストが困難になる。
  • ・管理の複雑化:共通部分の修正が必要になった際、全ページを修正し直す必要が出てくる。

これを防ぐのが、「器(共通パーツ)」と「中身(コンテンツ)」を完全に分けて考える戦略です。

ステップ1:土台となる「共通パーツ」を確定させる

まずは、ヘッダー、フッター、サイドバー、そしてサイト全体の基本ルール(カラーパレットやタイポグラフィ)を定義します。

推奨プロンプト

指示:
以下の要件に基づき、ウェブサイトの「共通パーツ(Header, Footer, Sidebar)」のHTMLとCSSを作成してください。

要件:
・レスポンシブ対応(モバイルファースト)
・メインコンテンツ部分は <main id="content"> として空けておくこと
・全体のスタイルは :root 変数(メインカラー、フォント等)で管理すること
・シンプルで清潔感のあるビジネス向けデザイン

ここで出力されたコードを「絶対的な正解」として、自分のローカル環境やエディタで固定します。

ステップ2:コンテンツを「差し込み式」で生成する

共通部分が固まったら、次はその中に流し込むコンテンツだけをAIに生成させます。この際、「HTMLと対応するCSSをセットで出させる」のがポイントです。

推奨プロンプト

指示:以下の「確定済みレイアウト」を前提に、新しいページのメインコンテンツ部分(<main>の中身)のみを作成してください。

確定済みレイアウト(共通コード):[ここにステップ1で作成したHTML/CSSを貼り付け]

今回の制作ページ:「お問い合わせページ(フォームを含む)」

出力条件:
・HTMLは <main id="content"> 内に記述するコードのみ出力すること
・CSSはこのコンテンツ専用のものを出力すること
・共通コードのクラス名と競合しないよう、独自の接頭辞(例: .pg-contact-)を使用すること
・文字数制限を超過する場合は出力を分けること

この方法なら、AIは「メインコンテンツ」という狭い範囲に全エネルギーを注げるため、クオリティが劇的に向上します。

最後の「10%」が、サイトの完成度を左右する

このフローを使えば、誰でも短時間で80〜90%の完成度までサイトを組み上げることができます。しかし、AIにも苦手な領域があります。

  • クロスブラウザ対応:iPhoneのSafariだけで表示が崩れる。
  • ・微細な動的ギミック:複雑なスクロールアニメーションやフォームの挙動。
  • SEOと表示速度:検索エンジンに好まれる構造的な最適化や軽量化。

これら「どうしても自力では解決できない細かい調整」や「プロの目から見たブラッシュアップ」が必要になったときは、ぜひ私、タドワークスにご相談ください。

AIで効率化した土台があるからこそ、短納期・適正価格での最終調整が可能です。

投稿者プロフィール

たーさん