記事構成(ブログ・ウェブ)の良し悪しは”接続詞の見える化”でチェックする!
今回はブログやウェブ記事の構成をチェックする方法について少しお話をしたいと思います。
外部のライターさんに記事制作を依頼する場合、ライターさんが原稿を書き終える前段階で、まず先にタイトルと構成(見出しとそこに記載する簡単な概要)をチェックする必要があります。
これによって、すべて書き終えた後に一から書き直しというような事態を防ぐことができます。
ブログやウェブ記事において構成は重要
ブログやウェブ記事における構成は、主に見出しを決めるところから始まります。
文章を見出しに分けるのは、基本的には、読み手が文章を読みやすくする配慮だと考えて差し支えないと思います。
以下、ブログやウェブ記事において、文章を見出しに分けるメリットを記載します。
- ・視覚的なストレスの軽減
- ・記事の全体像をすぐに把握できる
- ・見たいところから見ることができる
インターネット上の記事というのは、それほど時間をかけてじっくり読むものでもありませんので、詳細から全体を理解させるスタイルではなく、全体から詳細へとブレイクダウンできるように配慮する必要があるものと考えます。
構成の良し悪しの判断は難しい
文章構成は、一般的には「起承転結」や「序破急」といった雛形がありますが、すべてのテーマの記事でこれがうまくあてはまるかと言えば、そうではないと思います。
例えば、レポートや論文、障害報告書であれば、それぞれ決まった様式が存在しますし、ブログやウェブの記事で言えば、そもそもこういった様式に当てはまらない場合も少なくはないでしょう。
ブログやウェブ記事の構成というのは、いわばフリースタイルなのです。
そういった自由なスタイルの記事において、その構成が適切かどうかという判断はなかなか難しいものです。
隠れた接続詞を見える化しよう
いくらフリースタイルとはいえ、文章に流れがある以上、構成にも流れがなくてはいけません。
この流れを視覚化する上で役に立つのが、見出しと見出しの間に隠れた接続詞を見える化することです。
見出しと見出しに繋がりがある以上、その見出しと見出しの間には接続詞が隠れているはずです。
接続詞を見える化した状態で流れを見れば、構成のよしあしが見えてきます。
例えば、この記事のここまでの見出しに接続詞を入れてみましょう。
①ブログやウェブ記事において構成は重要
↓
(しかし)
↓
②構成の良し悪しの判断は難しい
↓
(だから)
↓
③隠れた接続詞を見える化しよう
こんな感じになりますね。
美しい構成かどうかはわかりませんが、一応流れにはなっていそうです。
少なくとも読み手が違和感を覚えるほどの構成ではないですね。
極端な例ですが、これが明らかに悪い構成になると、(ところで)→(ところで)→(ところで)となったりします。
(ところで)が続く構成というのは、内容が収束しませんから、これは明らかに悪い構成ということが判断できます。
まとめ
ライターさんから上がってきた原稿や構成を見たけどどうチェックすればいいかわからない、または、何かしっくりこないけどなんでしっくりこないのかうまく表現できない・・・
そんなときは、隠れた「接続詞の見える化」をすることで、うまく問題点を伝えられるかもしれません。
また、ライターさん自身も、記事構成を考える際にチェックする方法として使ってみるとよいかもしれません。