ウェブの外注、フリーランスと法人どっちがいい?
今回は、ウェブ関連業務を外注(外部委託)するにあたって、フリーランスと法人どっちがよいかについて考えてみたいと思います。
純粋に業態での比較をしたいので、ここではフリーランスと法人は能力面では同等とします。
フリーランスの魅力は、
- ・料金のリーズナブルさ
- ・フットワークの軽さ
のふたつになるかと思います。
相手が会社となると、その仕事に関わるスタッフの人数も多くなりますし、各スタッフの単価も決まっているためどうしても料金は高額になりがちです。
また、関わるスタッフの人数が多くなるということは、スタッフ間の意思疎通にかかる時間も多くなるということです。
例えば、フリーランスで一人で対応する場合には、必要ない資料が法人の場合には必要になるでしょうし、情報を共有するための社内会議等も必要になります。
このような形で意思決定が行われるため、何をするのも遅くなるのです。
一方、法人の魅力は、
- ・個人的トラブルの影響が少ない
- ・源泉徴収など経理上面倒なことがない
といったところでしょうか。
フリーランスで一人でやっている場合、どうしても本人の体調や家庭の事情といった個人的要因に仕事の成果が左右されるリスクがあります。
法人の場合は、もし一人の担当者が病気になっても他のスタッフが入るということができるため、人員的なリスクヘッジはしやすいメリットがあります。
また、フリーランスの場合は、外注する科目によっては源泉徴収を発注側の会社で行わないといけない場合があります。
依頼主としては、これは少々面倒かと思います。
対会社であればこういった心配はいりません。
大きな企業であればそもそも株式会社でなければ取引をしないところもあるかと思いますが、資金やスケジュールに十分余裕がある場合には法人に仕事を発注した方がメリットが大きそうに思います。
一方で、できるだけ費用を抑えたい、状況に応じて臨機応変に立ち回ってほしいといった場合にはフリーランスの方がメリットがあるかもしれません。
ただ、フリーランスでもチームで動いているようなケースもありますし、限定された範囲の比較的小規模な案件を発注するという場合は、フリーランスを起用するリスクは小さく抑えられるのではないかと思います。