副業者に仕事を発注するメリット・デメリット

昨今、働き方のひとつとして、フリーランスのみならず副業という選択肢が普及しつつあります。

インターネットの普及、また、インターネット上の仕事の受発注サービス(クラウドソーシング)等の普及によって、以前に比べて副業は圧倒的にしやすくなっているのです。

そんな中で、今回は副業者に仕事を発注する上でのメリット・デメリットというところを、ウェブ制作関連サービスをモチーフにご紹介したいと思います。
 

副業者の位置づけ

副業者の位置づけ

ウェブ制作関連の業務において、会社、フリーランス、副業者の3つのポジショニングマップを作るとしたら、上記のような傾向になるのではないかと思います。

これは本業に関連した業務を副業で行っていることを前提としていますが、その場合、副業者は実際に会社で業務を行っているプロフェッショナルですから、スキル面では高い能力を持っていると考えられます。

また、本業で給与収入を得ていることから、料金面では融通が効くことが多いというのが特徴だろうと思います。
 

会社・フリーランス・副業者のメリット・デメリット

以下に、仕事を発注する上での、会社・フリーランス・副業者のメリット・デメリットをまとめます。

会社 フリーランス 副業
スキル
コミュニケーション
納期
費用
信用度

会社、フリーランスに対する副業者のメリットは、前述の通り、スキル面、料金面(個人差はあります)となりますが、デメリットも多くあります。

副業の場合、平日は会社勤めをしていますので、どうしてもコミュニケーションや納期の面で見劣りしてしまうというのは避けられません。

発注者側がコミュニケーションを取りたいのは、主に平日の勤務時間中になるでしょうから、この部分でどうしてもミスマッチが生まれてしまいます。

ですから、密なコミュニケーションを必要とするような業務は、副業者に依頼するのはあまり適していないということができるのではないかと思います。
 

副業者に適した業務

このように副業者に仕事を発注する際にはデメリットはありますが、だからといって副業者に仕事を依頼するのが悪いというわけではありません。

副業者の状況を理解した上で、適した業務を依頼できるのであれば、それは大きな力となるでしょう。

企業で活躍している現役の人材のスキルを使えるというのはやはり魅力がありますよね。

副業者に依頼するのに適した業務の特徴としては、規模が小さく限定的な作業、直接の打ち合わせをあまり必要としない作業等になるかと思います。

例えばですが、記事作成、ウェブデザイン、コーディング・・・などであれば、メールや資料ベースで意思疎通ができるか、もしくは最初に一度打ち合わせを行えば問題なく進行が可能だろうと思います。

実作業ではなく、アドバイスを中心としたコンサルティングサービスなんかも、副業者にお願いするにはよい仕事かもしれません。
 

まとめ

働き方改革が推進される今、副業という形で企業にいる有能な人材の労働力が市場に開放されつつあります。

ニックネームで活動できるクラウドソーシングサイトなどには、どんどんそういった副業者が流入していますし、今後そういった労働力を取りまとめるようなチームも増えてくるだろうと思います。

こういった労働力を是非うまく活用していって頂ければと思います。

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