サラリーマンとフリーランスの年収の考え方の違い
今回はサラリーマンとフリーランスでは年収の考え方に大きな違いがあるということについて書いてみたいと思います。
サラリーマンの年収の考え方
サラリーマンの場合、一般的に年収420万円というと、月収35万円になると思います。
家賃や光熱費など、支払い関係も月単位のものが多いですから、この場合、月35万円をベースに生活設計をすれば問題ないということになります。
※賞与や社会保険分などはここでは一旦考慮しないでおきます。
サラリーマンの年収の考え方
例)年収420万円の場合
月 | 収入 | 出費 |
---|---|---|
1月 | 35万円 | 35万円 |
2月 | 35万円 | 35万円 |
3月 | 35万円 | 35万円 |
4月 | 35万円 | 35万円 |
5月 | 35万円 | 35万円 |
6月 | 35万円 | 35万円 |
7月 | 35万円 | 35万円 |
8月 | 35万円 | 35万円 |
9月 | 35万円 | 35万円 |
10月 | 35万円 | 35万円 |
11月 | 35万円 | 35万円 |
12月 | 35万円 | 35万円 |
フリーランスの年収の考え方
一方で、フリーランスになると毎月の収入は変動します。
同じ420万円の年収であっても、その内訳は、ある月は45万円の収入、ある月は25万円の収入といったムラが発生することになります。
しかしながら、家賃や光熱費などの支払いが月ごとであるのには変わりはありません。
つまり、もしフリーランスになって蓄えがなければ、月収が25万円に下がったタイミングで生活に支障が出てしまうということがありえるわけです。
これは非常に恐ろしいことです。
そもそも独立してフリーランスで稼ぐということも大変な上、いざ稼げるようになっても、この収入のムラに対応しなければならないリスクがつきまとうわけです。
フリーランスの年収の考え方
例)年収420万円の場合
月 | 収入 | 出費 |
---|---|---|
1月 | 40万円 | 35万円 |
2月 | 35万円 | 35万円 |
3月 | 30万円 | 35万円 |
4月 | 25万円 | 35万円 |
もし蓄えがゼロの場合4月時点で支払いが滞り生活に支障をきたします。十分な蓄えがある場合には、月収ではなく年収ベースで生活設計をすれば問題ないということになります。
キャッシュフロー
さらに難しいのは、売上が発生してから入金されるまでのタイムラグがあることです。
売上があっても、その売上が実際に入金されるのが翌月末や翌々月末であれば、支払いができなくなる可能性があります。
つまり、ある程度の蓄えがあって、こういった場合に補填をできるような体制にしておかなければならないのです。
個人的には一年間は収入がなくても生活できるくらいの蓄えは必要かなと思います。
しかしこう考えるとサラリーマンの安定感は魅力的ですよね。
脱サラを検討する際には、こういったリスクもしっかりと考慮しておく必要があるでしょう。