新型コロナウィルス接触者確認アプリ「COCOA」のインストール方法、使い方、効果など

本日厚生労働省が運用を開始した新型コロナウィルス接触者確認アプリ「COCOA」なるものを自身のiPhoneにインストールをしてみました。
 

インストール

新型コロナウィルス接触者確認アプリは、以下のストアから無料でインストールすることが可能です。

  • ・App Store(iOS 13.5以上)
  • ・Google Play(Android 6.0以上)

「コロナ」で検索すると一番上に厚生労働省のアイコンが出てくるのでそちらをインストールすればオッケーです。
 

システムと機能

このアプリの主な機能は以下2点です。

  • ・陽性者の登録
  • ・陽性者との接触を確認する(14日間)

非常にシンプルですね。

流れとしては、

  • ①新型コロナウィルスと診断される
  • ②アプリで陽性者登録を行う
  • ③新型コロナウィルス感染症等情報把握・管理システムと照合され処理番号をメールにて通知
  • ④メール内の処理番号を入力して登録完了
  • ⑤アプリ利用者が過去にその陽性者と接触があった場合表示が出る

陽性者との接触判定はスマートフォンに搭載されているブルートゥースという無線の通信機能を使うようです。

最初位置情報を使うのかな?と思ったのですが違うんですね。

位置情報を取得すると陽性者がどこで感染したかのデータまで取得できると思いますが、そこまでするとプライバシーの問題も出てきますし、まずアプリが普及しない可能性が高くなるので今はこの形がベターかもしれないですね。
 

本当に効果があるの?

このアプリを感染拡大防止に役立てるためには、まずは普及をさせること、また、陽性者に確実に登録をさせることの二点になるかと思います。

中でも重要なのが陽性者登録の徹底になると思います。そこが検知できなければこのアプリの価値は激減してしまいます。

ここがしっかり運用できれば利用者も増えるでしょうし、接触確認した後の対応もスムーズになるでしょうから、感染拡大防止に大きな役割をはたしてくれるのではないかと期待しています。

普及にあたって、アプリがアクティブな状態になっている時間に応じて携帯料金割引、もしくは、ポイント付与するなど工夫が必要かもしれないですね。

※ちなみに接触判定はアプリを利用してからとなりますので、アプリインストール時点で「陽性者との接触は確認されませんでした」と出ても本当に接触していないわけではありません。
 

普及にはもっとよい選択があったのでは?

接触者確認機能ということだけであれば、すでに普及しているラインやフェイスブック、Suicaなど既に運用しているサービスにのっかる形の方が早かったかもしれません。

特にフェイスブックのつながりを検知するシステムは非常に強力ですからこういった資源を利用させてもらった方が早そうです。

ただ、どうしても一般企業では対応できる範囲に限界があること、また、今回の新型コロナウィルス対策は安全保障上の問題も絡む可能性があることを考えれば、やはり政府主導で行うのが適切だろうとは思います。
 

セキュリティは大丈夫なの?

アプリ自体のセキュリティ対策は不明ですが、そもそも個人情報を利用するタイプのアプリではないため、端末内の情報へのアクセスはおそらくしていないのではないかとは考えています。

また、ブルートゥースでの至近距離の通信がベースなので全体的に見て脅威はかなり限定的なのではないかと思います。

ただ、このアプリの開発を下請けに発注していた場合に、この下請け会社が大丈夫かとなるとまた別問題にはなってくるかとは思います。
 

最後に

現段階では効果が微妙な感じはしますが、新型コロナウィルスに関しては国民の協力が必須だと思いますので、みんなで改善案を出してよいものを作り上げてゆくという意識でまずは利用をするというのがよいのではないかと思います。

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