自分の限界を知ることが成長につながる
決して若くはないある程度の年齢になって最近感じるようになったのは、自分の限界を知ることの重要性です。
これは決して自分に限界を設定したり諦めるということではなく、一人の人間がその人生において費やせる時間には限りがあるということを実感として知るという意味です。
若い頃は時間もあり頭の回転も速くいろいろなことに興味を持つでしょう。
でも何かを成し遂げる上で頭の回転の速さは必ずしもプラスに働くとは限りません。対象が絞られないと空回りをしてしまいます。
ですから人生において何かを成し遂げるためには、早いうちに目標を持つことが大切だと思います。
おそらく偉大な人物というのは、運よく人生の早い段階においてこの目標を見つけたか、もしくは人生がそれほど長くないことを早い段階で理解した人なのではないかと思います。
しかしある程度歳をとってからでも決して遅すぎるということはないと思います。
特に職業は世界一でなければ成立しないような代物ではないのですから、しっかりと選択と集中を行うことで活躍の場は広がると思います。
ある程度年齢がいっても新しいことははじめられますし成長もできます。(インターネットが普及した現在はそういったチャンスはたくさんあるはずです。)
特に仕事においては頭の回転の速さや感性の鋭さだけでなく、人生経験や人間的な誠実さといったものが非常に重要です。
どんなに高性能なCPUと大容量のメモリーを持っていても、そこに適切なアプリケーションやデータが入っていなければ役には立たないのです。
若いことは素晴らしいことですが、ある程度の年齢を重ねたからこそできることもあるということです。
これから高齢化社会が加速してゆくと思いますが、今の40代、50代、60代の方たちも単純な年齢観念にとらわれず、どんどん新しいことにチャレンジをしていってほしいと思いますし、また、チャレンジできるような社会になればよいと思います。
タドワークスでは、そういったチャレンジするシニアを是非応援してゆきたいと思います。