質のよい記事とは何か
今回は「質のよい記事」とは何か、というところを考えてみたいと思います。
昨今、SEO対策においてはコンテンツの量よりも質が重視されると言われています。つまりどんなに質の悪い記事をたくさん増やしたところでページの検索順位は上がらないということです。
そのため、ウェブライティングにおいても記事の質が重要視されるようになり、サイト運営者はみな「質のよい記事」を求めるようになりました。
しかしそもそも、この「質のよい記事」というのが具体的にどんな記事なのかその認識が曖昧なサイト運営者さんも多いと思います。
では「質のよい記事」とは一体どんな記事なのでしょうか。以下にその条件をピックアップしたいと思います。
質のよい記事の条件
- ・タイトルや文章が他のページと重複していないこと
- ・テーマが明確で独自性があること
- ・構成要素がテーマと関連性の高いこと
- ・関連した情報の充実度
- ・文章が正確であること
- ・適切なコーディングがされていること(スマホ対応含む)
理論的な視点で見た場合には概ね上記のような条件が必要になるのではないかと思います。
情報量はある程度必要ですが、これはあくまでも情報がテーマと関連していることが前提となります。
さて、ここで”理論的”といったのは、これはあくまでもロボットが記事の良し悪しを判断する条件であって中長期的な視点で見た場合に検索エンジンの評価はこれだけでは決まらないということです。
さらにここにユーザーの行動という経験的な視点が加わってきます。つまり最終的にはこの記事をどれくらいの人が閲覧するのかというところが重要になってきます。
機械的によいと判断されたものの実際に検索ユーザーにとって無価値な情報が上位に来てしまった場合、検索エンジンはこれを修正する方法を持っていなければならないということです。
これは主にクリック率を参考にしているのではないかと思います。
クリック数でなくクリック率である理由は、記事のポテンシャルをはかるには率を見るのが適しているからです。
例えば、1000人がリンクを見て1人しかクリックしない記事と、10人がリンクを見て1人クリックする記事とでは、クリック数が同じでもその意味は大きく違います。
後者はもし1000人がリンクを見たとすれば100人がクリックをする可能性があるということになります。
ということは記事テーマとしては後者の方が質がよいという判断になるということです。
※この他にもページの滞在時間などもチェックされている可能性があります。
つまり、記事公開当初はその記事に対するユーザーの反応のデータがないので理論的な記事の良し悪しで評価をすることになりますが、これが徐々にユーザーの反応による評価に書き変わってゆくということです。
このように”質のよい記事”を理解するためには、対ロボットの視点での作法と、対人間の視点での価値のふたつの視点でとらえる必要があるということです。
”質のよい記事”を作る上で、こういった点をサイト運営者やライターは理解しておかなければならないと思います。
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