フリーメールアドレスから仕事を受ける場合の注意点
フリーランスや兼業・副業者がメールベースで新規顧客の仕事を受注する際、先方のメールアドレスがYahooメールやGmailといったフリーメールアドレスである場合があります。
タドワークスでもはじめの頃受注の際のメールアドレスについてはそれほど気にはしていなかったのですが、事業を継続する中でこういったフリーメールアドレスからの受注がリスクをはらむことに気づいてきました。
特にこの依頼が法人名義での依頼だったり、法人のウェブサイトに関する依頼だった場合です。
この場合、メール文面には会社名と担当者名が記載されているわけですが、であればなぜ法人ドメインのアドレスからメールをしてこないのでしょうか?これは少々不自然です。
その理由を悪い方に推測すると以下のような可能性があります。
- ①会社の許可をとらずに依頼してきている
- ②そもそもその会社の人間ではない(外注など)
上記のようなケースで仕事を受けることは大変危険です。
会社の許可を得ない状態でこちらがその会社のウェブサイトをいじってトラブルが起きた場合、これはかなり面倒なことになります。
また、そもそも依頼する気などなくて何らかの情報を得ることや調査をさせることを目的としているケースも考えられます。例えば依頼を前提に相談をもちかけて目的とするシステム構成の手法について聞いてきたりですね。
こういった場合、調査や回答に相当な工数を使った上それが無駄に終わるケースもあります。(結果的に信頼関係を構築できない)
おそらくこういったことをしてくるのは同業者が多いものと思いますが、フリーランスや兼業・副業の方は注意が必要です。
これを回避する方法としては、以下のようなルールを設けることが有効です。
- ①フリーメールアドレスからの依頼は不可とする(法人ドメイン)
- ②本名・住所・電話番号の記載を必須とする
- ③問合せフォームに承諾事項を記載する
- ④契約書の締結を必須とする
- ⑤会員制(月額300円等)にする
問合せにて①②③の項目を必須化するだけでも悪意のある問合せを避けることができます。
契約書の締結は安全ではありますが、それなりに手間がかかりますからできれば無差別に契約を結ぶのは避けたいところですね。
また相談時点で会員制にするのはひとつの手であるとは思いますが、ある程度信用がないと仕事の機会を逃してしまうデメリットもあるだろうと思います。
独立したり副業をはじめたばかりではなかなか気づかないところかと思いますが、独自でネット集客する場合には注意するに越したことのない点かと思います。
こういったことを考えるとクラウドソーシングサイトの利用ってやっぱり安全ですよね。