プロフェッショナルとは

最近ふと昔勤めていた会社のとある上司がスタッフを集めて

「プロとは素人に圧倒的な差をつけて力を見せつけること」

と語っていたのを思い出しました。

これがダウンタウンの松本人志さんの言葉だというのは後で知りましたが、私はこの言葉を聞いたときにとても違和感を覚えた記憶があります。

このときはこの違和感を自分の中でうまく言葉にすることはできませんでしたが、個人で仕事をするようになった今よくわかるようになりました。

同じプロでもスポーツ選手や芸人の方とビジネスマンでは違いがあるかもしれませんが、少なくともビジネスマンにおいてこの考え方は危険だと思います。

まず、仕事というのはクライアントの利益を追求するものであって誰かと競うようなものではありません。

もちろんその中で最高の仕事を目指すのは当然ですが、それは決して素人に圧倒的な力の差を見せつけることが目的ではありませんし、自分にとっての最高の仕事が必ずしもクライアントにとってそうかといえばそう単純なものでもないと思います。

これは私が子供たちにもよくいうことですが、自分よりもできない人に注目して優越感や安心感を得るのではなく、常に自分よりできる人を見て学び、その努力や才能に尊敬の気持ちを持つことが大事だと思います。

今の自分に満足することなく学び続ける、その姿勢こそが本当のプロフェッショナルの姿なのではないでしょうか。

他者に対して自分の優位性を確認して満足することは意味のないことだと思いますし、特に同じ土俵にいない人間(素人)を比較対象にすることは全く無意味だと思います。

非常に有難いことに、個人で仕事をするようになって仕事に対して素晴らしいスタンスを持つ方と接する機会が増えました。

そういうスタンスの方とお仕事をすると尊敬の念を抱きますし、とてもよい刺激になります。

こういう感覚はサラリーマンをしていた頃にはあまり味わうことができなかったと思います。

個人で事業をやっていくことは大変でもありますが、こういったやりがいがあるのは本当にうれしいことです。

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