来るものは拒め!フリーランサーが賢く働く知恵
今回この記事を書こうと考えたきっかけは、ここ最近いろいろと営業メールが非常に多くなってきていてその中に乗ってはいけない話が多く見受けられるからです。
よく来る営業メールの種類としてはこんな感じ。
- ・(法人から)下請けやりますよ!
- ・販売代理店やりませんか?
- ・仕事紹介しますよ!
で、とりあえず打ち合わせできる日程候補を3つほど教えてくださいとコンタクトをとってくるわけです。
法人から来る下請けの営業はもしかするとタドワークスを法人と勘違いして送ってきている可能性もありますが、タドワークスで受ける料金よりも安い料金設定は法人ではまずないので外注という判断はありえません。申し訳ないですが結果はわかっているので打ち合わせ時間を設けることはお互いに無駄な時間となってしまいます。
この話に下手に乗ると自分が仕事を受けた金額よりも結果的に高い金額を請求されて赤字を出す恐れがありますし、半ばこれを狙っているケースも少なくないだろうと思っています。これにはまると待ち受けるのは地獄だけです。
販売代理店の誘いについては、そもそもメイン事業ではないですし、この話に乗ると最初に契約金がかかったり、ノルマやらなんやらが発生して自分の事業に集中できなくなるリスクがまざまざと目に浮かびます。もともとお付き合いのあるクライアントさんからの提案で、且つ、メイン事業と関連性のあるものでない限りは話に乗るメリットはないと考えます。
仕事紹介しますというのは少し考えればわかる通り、紹介する人のメリットはバックマージン以外になく、人材をできるだけ高く紹介してバックマージンを得ることが目的です。そしてその分被紹介者は安く使われることになるでしょう。
まず漠然と「仕事を紹介します」と言っている時点で怪しむべきだと思います。もし本当に仕事を頼みたいのであればたとえファーストコンタクトであっても、具体的な案件の話から入るはずです。
ですから結局は誰でもよいということで、とりあえずそれなりのスキルのある人をどこかに放り込んでバックマージンをもらい後は知らないというスタンスだろうと思います。
独立した後にこういう話に乗ってしまう人は根本的に依存体質なのだろうと思います。本来独立したのであれば誰かから仕事を貰おうというスタンスではなく、いかにして自分で仕事を生み出すかを考えなければなりません。
人から仕事をもらっている以上は搾取され続けるだけであって、自分のスタイルで仕事をすることも不可能です。それならばそもそも独立などせずに会社員をやっていた方がはるかによいと思います。
独立したら仕事を選ばずなんでもやれなんてことを言われるかもしれませんが、私の経験からすれば仕事は最初からしっかりと選ぶべきだと思います。いえ仕事を選ぶというよりは仕事を受ける相手を選ぶといった方が正確かもしれませんね。
信頼関係を築ける相手との取引はたとえ最初はあまりお金にならなくても大きな財産となりえますが、そもそも信頼関係を築くことのできない相手との取引は消耗するだけで得るものはあまりありません。
ですから、来るものは拒み、仕事を自ら取りに行く姿勢がないといけないのです。(これをしないといつまで経っても直受け案件が増えません。)
向こうから来る誘いには毒が混ざっている可能性が高いですが、自分から取りにいく仕事に毒が入っている可能性はぐっと少なくなることを知る必要があるのだと思います。
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