リーンスタートアップとMVP(Minimum Viable Product)のすすめ

今回はリーン・スタートアップとMVP(Minimum Viable Product)のすすめということでご紹介をしたいと思います。

まず用語の説明から。
 

リーンスタートアップとは

以下Wikipediaからリーンスタートアップの説明を参照します。

コストをそれほどかけずに最低限の製品や、最低限のサービス、最低限の機能を持った試作品を短期間で作り、顧客に提供することで顧客の反応を観察する。その観察結果を分析し、製品、サービスが市場に受け入れられるか否か判断し(市場価値が無ければ撤退も考慮)、試作品やサービスに改善を施し、機能などを追加して再び顧客に提供する。このサイクルを繰り返すことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まると言われている

個人やスタートアップ企業の多くは初期にそれほど大きな資金を持っていないため資源をできるだけ効率的に使って成功確率を高めなければいけません。

ウェブサービスを市場に投入する場合を念頭に考えてみますと、完成されたサービスを開発するには社内で入念な仕様検討を重ねなければなりませんし、システムの開発にも大きな時間と費用がかかります。

これでうまく成功できればよいですが、もしこれが失敗に終わった場合の痛手は大変大きいでしょう。

例えば総資金200万円のうち150万円をアプリ開発に使ったとして、それがまったく誰にも使われることなく収益も生み出さないとなればこれはもう立ち直れません。

しかしこれと同じコストを使って30万円の試作サービスを5つ作ったらどうでしょうか?その中のひとつがヒットする確率は確実に上がるでしょう。

このように最低限の機能を持った試作品を顧客に提供することで、アイディアを低コスト、かつ、スピーディに形にして提供しフィードバックを得ることでどのサービスを本格的に事業化してゆくかという判断ができるようになるのです。

一発勝負ではなくリスクを分散するわけですね。
 

MVP(Minimum Viable Product)とは

MVP(Minimum Viable Product)とはリーンスタートアップの説明でも出てきた試作品を表す言葉です。プロトタイプといった方がピンとくるかもしれません。

あまり細かい仕様を作りこまず、最低限の機能(サービスの本質的な部分)だけを先に作って稼働してしまうのです。

よくサービスの初期に「ベータ版」といった表記を見ると思いますがこれが似た感じかもしれません。

本番でバグが出ると問題ですがベータ版であれば利用する側もそれを理解した上で使っているのである程度許容をしてくれます。

MVPの場合は機能も制限されているため開発規模は小さくなりますし、外注先の選択肢も広がると思います。

あまり細かいところを作り込みすぎても顧客の反応を見て作り直しになる部分は必ず出てきますので、それも考慮するとウェブサービスはMVP(試作品)を先に作る方が圧倒的に効率がよいと思います。

現在は市場の動きも早いのでアイディアは先に形にしたもの勝ちです。

早く市場に製品を出し、顧客に認知され、フィードバックを受けながら成長させてゆくという方法がベターだと思います。
 

タドワークスではMVP制作のご協力をしています

タドワークスのシステム開発は主にリーンスタートアップを前提に提供をしています。

細かな仕様や開発環境にはこだわらず、とにかくスピーディ、低コストでプロトタイプ版のサービスを顧客に提供したい、そんなときにぴったりです。

プロトタイプ版で成功の感触をつかむことができれば本格的な資金投入、資金調達もしやすくなると思いますので、是非積極的にご利用いただければと思います。

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