Webマーケターが解説!いまメタバースで稼ぐ方法について
今メタバースって稼げるの?ということで、現在実際にいくつかのメタバースコミュニティで活動を行ってきた経験も踏まえてお話してみたいと思います。
まずメタバースで稼ぐといってすぐに出てくるのが「NFT」ですが、個人的にはこれはメタバース内での収益化としてはあまり本質的ではないかなと考えています。
どこが本質的ではないかと言いますと、現状のNFTビジネスの多くが投機的、つまり転売目的であるという点であり、これはメタバースの発展にとってあまり健全ではないのではないかということです。
実際にメタバース内で活動しているクリエイターのコミュニティでもNFT関連の”ビジネス層”は警戒をされており、彼らの多くは各プラットフォームの文化を尊重しようという態度が見られないことがしばしばです。
「NFT」はクリエイターが創作したデジタル作品の権利を守るという点では健全なのですが、クリエイターが創作した作品を安く仕入れて高く売り、利益を得ようとするビジネスはメタバースへの不信感を増長する結果にしかならないだろうと考えます。
ですので、ここではメタバースでの健全な稼ぎ方に絞ってご紹介したいと思います。
メタバースで稼ごうと思ったときに、その方法は大きく分けて「プラットフォーム内で稼ぐ」か、「プラットフォーム外で稼ぐ」かの二通りがあります。
プラットフォーム内で稼ぐ
プラットフォームごとに収益化方法は異なる場合がありますが、大体はこんなところだろうと思います。
- ・投げ銭(イベント開催)
- ・アイテム販売(3Dモデル)
- ・ワールド制作代行
まだまだ国内のメタバースプラットフォームはアクティブユーザー数も少ないため、それほど大きく稼げるわけではありませんが、お小遣い稼ぎにはなりますし、ユーザー数が増えたときに大化けする可能性もあるかもしれません。
特にアイテム販売は一度作ったものが世界で継続的に売れる可能性があるわけですから、今から地道にブランドを育てているクリエイターの中で大金持ちが出てくる可能性はあるかと思います。
Blenderなどのモデリングツールを使ってフルスクラッチで3Dモデルを作れる人は強いですね。
※世界を視野に入れた場合には、和風を強みにする方向性はありかなと思います。
ワールド制作代行はプラットフォーム側の収益源となっているケースがあるため、プラットフォームによって開放されているか否かが分かれる部分だろうと思いますが、企業向けに提供できる場合には割と大きな収益になるかもしれません。
プラットフォーム外で稼ぐ
プラットフォームに依存せずに稼ぐ方法には下記のようなものがあります。
- ・3Dモデル・アセット制作・販売
- ・アバター制作・販売
- ・アバター衣装(テクスチャ)制作・販売
- ・スクリプト制作・販売
- ・バーチャルイベント出演
- ・バーチャル接客
3Dモデルやアバターは必ずしもメタバースプラットフォーム側が提供するものではないため、プラットフォーム側で制作・販売に対して干渉することができません。
そのためプラットフォームに依存することなく制作代行をしたり、販売することが可能です。
※ワールドもプラットフォーム特有の機能を内包しないアセットとしてであれば、プラットフォーム側が販売を規制することはできません。
具体的には、UnityアセットストアやBOOTHなどで販売する方法があります。
メタバースはまだまだ発展途上の世界ですが、今後メタバース内で動くお金の規模はどんどん大きくなってゆくでしょう。今から準備をしておくのもよいかもしれませんね。